肩 スポーツ障害4
肩について 前半
こんにちは☆
寒さが増してきて、自分の周りからはちらほらと
『おでん』、『スープ』、『芋煮会』等々
キーワードが出てきています!
スポーツ障害のブログを始めて早1ヶ月。
第4弾となりました。
今回は肩のスポーツ障害の後半を
ご紹介させて頂きます☆
『リトルリーガー肩(野球肩)』
・少年野球で生じやすい 上腕骨近位骨端成長軟骨板損傷
・10~15歳好発
・亜急性の損傷
・疲労骨折とも分類が可能
→・骨端線離開 Ⅰ型
・初期 骨端線の拡大
・進行 骨端線が内後方へ滑る
(※内反変形へ後遺することも)
『動揺性肩関節』
・10~20代の若年者
・男女比=1:1.6
(女性の方が罹患率が高い)
・特発性(原因不明)
・両側性発症(多)
・サルカスSign(+)、下方で(+)
重い物を持つと脱力感が出る場合も陽性となります。
・一般的に保存療法(主に肩周囲の筋力トレーニング)
野球やバレーなど肩を外旋させてストレスが多く掛る
スポーツをしている場合は自分の方がどういう状況なのかを
きちんと説明したうえで、今後スポーツを続けるのか
話し合いが必要と考えられます。
『腱板疎部損傷』
・肩の酷使(特に野球の投球動作や、バレーのスパイク動作のように
肩関節の過度の外旋位から急激な内旋運動を繰り返して行う場合)
・若年者
・烏口突起から、1横指外側部に疼痛・圧痛
・棘上筋と肩甲下筋腱の間に存在
・肩の外旋・拳上動作時疼痛
・臨床症状2つ
→不安定群 主訴 疼痛(安静時痛) 20代多(平均23歳)
拘縮群 運動時痛、関節可動域制限 30代多
治療法
・直ちに観血療法の適応にはなりません
(保存療法でも大半の症状が改善しているため)
肩の疾患でも損傷部位や性差等によりさまざまな症状が現れます。
スポーツのみならずに肩を酷使している職業や、
加齢による腱の変性でも肩の損傷は十分に考えられますので
防止に努めましょう☆
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